自作ガーデンハウス奮闘記 2 「独自の基礎を考案」
いよいよ製作に取り掛かりました。
ここは、北海道の十勝。真冬にはマイナス30度を越すこともある場所で、深さ50cm以上の土の中まで凍ってしまい、 土中の水分が凍ることで体積が増して地面が持ち上がる現象が起きます。
春先に枕木を敷いた場所などは隣接する歩道に比べ数センチ持ち上がっています。
通常、寒冷地の建物の基礎は、その土地の凍結深度よりも深いところまで掘って行います。
十勝では、1m以上は掘る必要があるのですが、人力でそんなことなどやりたくはありません!
そこで、割と手軽にできる方法を考えました。
それが、「枕木基礎法」です。
上記のように、ある程度の土壌改良をした後に、枕木を敷きます。
この枕木は、歪みがなく、重たい良質のものを選びます。
その上に、2×4用のコンクリート製の束石を置きます。
枕木の上にのっている束石は、どれかひとつが極端に沈んだり持ち上がったりしないので、 5年以上経つ現在でも、狂いがありません。
万が一、どれかが浮いてくるようなら、束石の下にコンパネなどを挟んで高さ調節ができます。
また、高床式ですので、床の湿気対策にもなり、床材が腐りづらくなります。
(つづく)