カーポート製作編 2 「基礎工事をサービスしてもらう方法」
さて、もしこれから、家を新築される方がいれば、やっていただきたいことがあります。
もちろん、お金が潤沢にあって、全て業者任せの方は、不要ですが、家は、さすがに自分では作れないが、 カーポートやウッドデッキ、物置などは、自分で作って、 安く済ませたい方や、 オリジナリティのあるものを自作したいと考える方は、 お読みください。
それは、家の基礎工事のときに、 カーポートやウッドデッキの基礎用のコンクリートの地杭(じぐい) を埋めてもらうよう業者に頼むことです。
特に寒冷地の場合は、冬に地面から地下1メートルくらいまで凍ってしまい、 基礎が持ち上がってきますので、春になると高さが変わってしまうことがありますので、 かなり深く土を掘って埋め込まなくてはなりません。
自分で後からやろうと思っても、とてもじゃないですが、大変です。
もし、自分でやるとしたら、1個埋めるのに2時間くらいかかります。(私もやったことがありますが、50cmを超えて、 スコップでは掘れなくなってからの後半がしんどいです)
1日2~3個が限界ではないでしょうか。
しかも、場所と水平も合わせるので、大変です。
基礎工事をする業者は、パワーショベルで、あっという間に穴を掘り、 馴れた手つきでピタリと指示した場所に水平も取って、埋めてくれます。追加に料金を徴収されることもないと思います。
建築業者と、家の間取りを決める際に、玄関や庭をどうするかも考えておき、 事前に基礎の地杭をついでに埋めてもらうようお願いしておくと、イヤとはいわれないと思います。
ですから、事前に敷地内のプランを立てておくことが需要です。
私は、間取りを決めている最中から、ここにカーポートをこの大きさで、その横に、 枕木を敷いて、お客さま用の駐車場。ここが花壇で、 この一帯を芝生にして、 家のリビングに面した南側にこの大きさでウッドデッキをこの高さで作ろう・・・などと決めて、 簡単な配置図を手書きしたりしていました。
平面図だけでなく、それぞれの高さも考えておく必要があります。
例えば、ウッドデッキの高さは、 家から出入りするドアの取り付け位置に影響しますので、 家の間取りを決める際に合わせて調整しておく必要があります。
カーポートは、最近ワンボックス車が多くなり、さらに、 ルーフにいろいろなものを取り付けることが増えてきましたので、現在は、乗用タイプの車に乗られていても、将来のことを考えて、 高めに作っておくといいと思います。
その場合、作る場所にもよりますが、家との景観も考慮に入れなくてはなりません。
我が家は、雪や雨にぬれないよう、玄関とカーポートを隣接させています。この場合、 玄関が見えづらくなることもありますので、注意が必要です。
ということで、カーポートなどを作る上で、基礎は、非常に重要で、これが上手く行かないと、 毎年地杭の高さが変わってしまい、傾いてしまいます。
自分でされる場合は、地盤にもよりますが、穴の底に大きな石か、コンクリートを流して、 地杭が沈んで行かないようにすると安心です。
できることなら、基礎工事は、極力、業者にタダでやってもらうように事前の交渉をしておきましょう!