枕木を敷く編 2 「枕木は暴れやすいので、土壌改良を!」
寒冷地に限ってかもしれませんが、近所で枕木を敷いている方のお宅を拝見すると、 雪解け後の1ヶ月くらいは、枕木がランダムに地面から持ち上がって、 ガタガタになっているんです。
きっと、業者が手抜きして、枕木を敷く下の土壌改良をしていないからだと思いました。
水はけの悪い土壌の上に枕木を敷くと、冬季間、地面が凍って、地中の水分が膨張して枕木が持ち上がります。
雪解け後も、地表部分は解けていますが、地中は、まだ凍っています。微妙な解け具合の違いで、枕木がデコボコと暴れだすのです。
枕木は、長いので、少し角度が変わっても、数センチもズレてきます。
こうならないように、最低60cmは、地面を掘り、そこの土をどけて、砕石に入れ替えてやります。 我が家は、幸運にも、裏が草原なので、そこにばら撒きます。
一番いいのは、家を新築する時の基礎工事のときに合わせてお願いしておくと楽だと思います。
私は、この部分まで気が回らなかったので、友人や妻の両親に手伝ってもらいましたが、重くて大変でした。
砕石を入れる時は、仕上がりの高さ(歩道などのレベル)から枕木の高さ+3cm(砂の厚さ)分、低くします。
砕石は、きちんと填圧し平らにします。 妻の父が建築機械リース会社から1日8000円でレンタルしてきたエンジン式の填圧機を使いましたの<で、楽でしたね。 最後にホースでたくさん水を撒いて、しっかりと締まらせます。
レンガ敷きと同じ要領で、フェルト状の浸透シートを敷いて、クッション材の砂が、 砕石の中に流失しないようにして、中目の砂をその上に3cmくらい均一に敷いてから、 枕木を並べていきます。