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2006年01月10日

●芝生を自分で敷いてみる編 1 「蒔き芝か敷き芝か」

自宅の庭を広い芝生にしたいという人は、多いと思います。

私も芝生に憧れました。

しかし、業者から見積もりを取ってみると、30坪程度で、20万円以上することが分かり、自分でやってみることにしました。

まずは、インターネットで情報収集です。

検索すると、結構な数のサイトがありました。

自分で芝生をやる場合、種を買ってきて蒔く方法と、芝生のロールを買ってきて敷く方法の2つがあります。

種を買ってくる方法だと、種代は、1万円以内。ベースとなる黒土などの費用と合わせても、3万円程度でできます。

一方、敷き芝の場合は、芝生ロールが、質にもよりますが、坪5000円程度かかります。市内の造園屋に電話してみたところ、 30坪分だと15万円程度とのこと。

う~ん、高すぎる!!

しかし、蒔き芝の場合、雑草が混ざって厄介なことが多いとのことでしたので、敷き芝にこだわることにしました。 (後で分かったことですが、蒔き芝は、本当に難しいです。雑草の方が強くてきれいな芝生になりにくいです。会社の先輩も苦戦していました。)

いろいろな人に聞いて情報収集するうちに、格安で芝生を販売してくれる個人の人を教えていただくことができました。

早速、電話して聞いてみると、何と30坪分で44000円と通常の1/3以下の値段でOKとのこと。但し、 自分で取りに行かなければならないのが条件でした。

ちなみにこの方は、農業をされていた方なのですが、もう70歳を超えていて、今は、畑で芝生を育てて販売しているのだそうです。

ガツガツ儲ける気持ちももうないため、喜んでもらえる人に安く販売しているのだそうです。でも、翌年には、 隣接する道路の拡幅工事のため、その畑がなくなってしまうので、今年が最後とのことでした。

ギリギリセーフ!

芝生を敷くには、砂とか黒土を10cm位敷くのが良いと書いてあるサイトがあったので、黒土の手配を業者に手配し、 芝生のロールを運ぶトラックは、妻の親戚の農家から借りることにしました。

いよいよ、夢の芝生が現実のものとなってきました。

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2006年01月11日

●芝生を自分で敷いてみる編 2 「全ては、1日で終わった~前編」

7月の天気の良い週末、いよいよ芝張りをやる日がやってきました。

遥々、200km離れたところから、 私の両親と弟が手伝いに来てくれ、妻の両親も合わせて、 7名での作業となりました。

気温の高い時期でしたので、芝が弱らないように、急いでやる必要があったためです。

私と妻は、親戚から借りてきた2tトラックに乗って、30分ほど離れたところにあるところまで、 芝生を取りに行きました。

行ってみると、おじいさんが、早朝から、芝刈り機みたいな機械で、 芝生を30cm×1mの長さに切り込みを入れてくれていました。

芝の端をめくって、くるくるとロール状に巻き上げて行きます。

1個の重さが10kg近くあったと思います。

きゃしゃな妻では、なかなかトラックの荷台に持ち上げられない重さでした。

ちなみに、ここの芝は、ここのおじいさんの独特のノウハウで育てた芝で、肥料は、刈り上げた芝のみ、追い蒔きの種も、 芝生がつけた種を使用していて、芝生がフェルト状に分厚くて、 通常の3倍くらいあるそうです。通常の育て方の芝よりも丈夫だということでした。 その分すごく重いんです。

敷き方や管理の仕方もしっかりと教えてもらいました。

2tトラックでは、1回で運びきれなくて、2回に分けて運びました。

たった30坪分だと思っていたのですが、とてつもない量だったのです。

私たちが芝生を取りに行っている間、両親達は、朝に届いた黒土を芝生を敷く部分に均一にならして、 固く突きかためてくれていました。手前にいるのが、妻の父で、建築関係に詳しいため、 なぜか水平器までどこからか借りてきてくれたみたいで、みんなの指揮をとってくれていました。

かなり平らになってきました。ここまでやるのも、暑い日でしたので、大変でした。

ちなみに、エンジン式の填圧機があれば最高ですが、なかったので、 自宅新築時に出た木材の端材を使って、上の写真のようなものを自作し填圧していきました。

芝生を平らにするため、ベースは、かなり固く填圧しなくては、ダメだそうです。

ジリジリとした太陽に照らされ、芝が弱ってきそうでハラハラしながら作業の手を早めました。

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2006年01月12日

●芝生を自分で敷いてみる編 3 「全ては、1日で終わった~後編」

2回目の芝生を運び終わった頃、もう午後になっていたと思います。

運悪く、とても暑い日となってしまい、芝生のことも心配でしたので、写真を撮る余裕もなく、 敷きはじめました。

ちなみに、芝生を販売してくれた、おじいさんから聞いた、芝生の張り方ですが、 1枚にバケツ1杯以上の水をしみこませ、さらに、敷く部分の土も大量の水をかけて、 泥の糊状にして、空気の隙間ができないように土と芝生の根を密着させるようにすることだそうです。 シャワーつきの長いホースが必需品です。

どんどん敷いて行きます。曲がらないように注意しながらやらないと、だんだん、 最後のつじつまが合わなくなるので、気をつけなくてはなりません。

意外と、芝生を敷くのは、それ以前の作業に比べると楽でした。

夕方には、何とか作業も完了しました。

仕上がりの様子です。

最後に、さらに、全体に水をたっぷり撒きました。

芝生を張るなら、曇りの涼しい日の方がいいですね。

なるべく条件の良い芝生を探すのも秘訣です。

この芝生は、当たりで、もう6シーズン経ちますが、管理も楽で順調です。

作業終了後の記念写真。私が撮影していますので、残念ながら写っていません。左から、私の弟、父、母、妻、妻の父と母、妻の弟です。

みんなの協力で、1日で我が家に、待望の芝生ができました。

芝生の管理方法については、別の機会でお話したいと思います。

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