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2006年04月02日

家庭菜園日記 「苗を自分で作ろう その3 採光のための工夫」

種を蒔いてから、丁度1週間が経ちました。
ほとんどの種が発芽して、いい感じです。

細長いのが、とうもろこし、下の2つはかぼちゃです。
我が家では、「雪化粧」という種類のかぼちゃを毎年作っています。
かぼちゃの色が白っぽい種類なのですが、秋に収穫してから春くらいまで腐りにくく保存が利くのと、糖度が高くホクホクと美味しいからです。

我が家の家庭菜園との相性も良く3株も植えれば10個以上のかぼちゃが収穫できます。

さて、ちょっと気になるのが、上の2つの写真を見ていただくと分かる通り、どれもひょろーっと弱々しいんです。
きっと、窓際のすぐ下に置いているんですが、逆に高い位置にある窓からの光が当たらないために、 光を求めて上に伸びているのではないかと考えました。

かといって、部屋の中ほどを苗に占領させるわけにもいきません。

そこで、このように白い布を張って、光が反射して当たるようにしてみました。

吹き抜け部分の手すりに、クラフト用の小さな万力を固定し、ひもを結びます。反対側は、 現在使用していなくたたんでいる卓球台に結んで白い布をホッチキスでとめていきます。

窓は、東向きのため午前中は、これで結構光が当たります。

ちなみに、2階は洗濯物干し場と子供達のプレイルームになっています。

2006年04月15日

自作ガーデンハウス奮闘記 1 「ガーデンハウスとの出合い」

あれは、自宅を新築した翌年のこと。

建築業者のミスで、 家の基礎が予定していたところよりも1mずれていたことのお詫びにもらったツーバイ材がごそっと余っていまして、 ブルーシートをかけて家の裏に積んでおいたのですが、 アリがツーバイ材の隙間に巣を作って家の中まで浸入してくるという事件が起きました。

ツーバイ材は、かなりの量がありましたので、他に置いておける場所もありませんでした。

数年かけてゆっくりそのツーバイ材を使っていろいろな物を作ろうと考えていたんですが、 急遽使ってしまわなくてはならない状況になったのです。

何を作ろうか迷っている時、たまたまガーデンエクステリアの展示場の横を通りかかりました。 そして、はじめて見る、しかも、オシャレな建物が目に入りました。

六角形の建物は、 グリルハウスという名前のガーデンハウスでした。

↑これです。

一目見てすっかり気に入ってしまいました。

「こんなのが庭にあったらいいなぁ~!」

内部を覗くと、中央部分に火を焚けるバーベキューコンロみたいなものが置いてあり、 その周囲をベンチのようなイスが取り囲む形になっていて、最高!

オマケに、トナカイの毛皮や小物がついています。

さて、値段を見てびっくり!

キット     130万円
施工込み  200万円

これは、庶民が持てるものではありません!

落胆していたのですが、よくよく内部を見てみると、いたってシンプルな構造なんです。

「そうだ! あのツーバイ材で作ってみよう!」

その日から10回以上もそこに通い(買うことを検討しているようなことを言いながら)どう作ればいいのかを観察しまくりました。

そして、家に帰り、構想図のラフスケッチや図面を描いたりしていきました。

2×4建築の素晴らしいところは、 建物の面のパーツを作ってからそれらを結合して立体的に仕上げていくというシンプルなもので、考え方は非常に簡単でした。

事前に頭の中で、必要な物や工程の順番などをシュミレーションして、スケジュールを立てました。

そうして、いよいよ製作に取り掛かることになりました。

(つづく)

2006年04月16日

自作ガーデンハウス奮闘記 2 「独自の基礎を考案」

いよいよ製作に取り掛かりました。

ここは、北海道の十勝。真冬にはマイナス30度を越すこともある場所で、深さ50cm以上の土の中まで凍ってしまい、 土中の水分が凍ることで体積が増して地面が持ち上がる現象が起きます。

春先に枕木を敷いた場所などは隣接する歩道に比べ数センチ持ち上がっています。

通常、寒冷地の建物の基礎は、その土地の凍結深度よりも深いところまで掘って行います。

十勝では、1m以上は掘る必要があるのですが、人力でそんなことなどやりたくはありません!
そこで、割と手軽にできる方法を考えました。

それが、「枕木基礎法」です。

上記のように、ある程度の土壌改良をした後に、枕木を敷きます。

この枕木は、歪みがなく、重たい良質のものを選びます。

その上に、2×4用のコンクリート製の束石を置きます。

枕木の上にのっている束石は、どれかひとつが極端に沈んだり持ち上がったりしないので、 5年以上経つ現在でも、狂いがありません。

万が一、どれかが浮いてくるようなら、束石の下にコンパネなどを挟んで高さ調節ができます。

また、高床式ですので、床の湿気対策にもなり、床材が腐りづらくなります。
(つづく)

2006年04月19日

自作ガーデンハウス奮闘記 3 「床をつくる」

2×8で床のフレームをつくります。
この状態で、ウッドガードやサドリンなどで塗装します。
3度塗りすると耐久性が高くなります。

2×4用のコンクリート束石の十文字の溝にピッタリとはまって安定しました。 使い勝手はとてもいいです。

この上に、コンパネを張って床が完成です!

床を製作する前には、事前に図面を起こしてからやりました。
線が細かくて画面では図面を表示することができません。

2006年04月21日

自作ガーデンハウス奮闘記 4 「壁をつくる」

我が家には車2台分の広いカーポートがありまして、そこが作業場として重宝しています。

私が思うには、DIYをするなら先ずは、カーポートを作って、 雨をしのげる作業スペースを確保するといいと思います。

ちなみに、私のカーポート製作記録は下記からご覧いただけます。
http://blog.daisuke.bz/diy/

カーポートの下の煉瓦も自分で敷きました。 その時の作業記録は下記からご覧いただけます。
http://blog.daisuke.bz/cat12/cat13/

さて、図面通りに2×4を切り出して木ネジで固定していきます。

木と木の隙間が開かないようにベニヤ板をはさみます。

入り口だけ形状がかなり違うので、それ以外の5面の壁ができました。うち3面には窓をつけました。

次は、いよいよ床に合体させていきます。結構作業はシンプルでしょう!?

2006年04月25日

自作ガーデンハウス奮闘記 5 「壁を立ち上げる」

いよいよ、ここからが楽しい作業です。

何といっても、平面的に作っていた壁を床に立ち上げていくと、 ガーデンハウスらしくなってきて実感が湧きます!

壁のパネルを木ネジで留めていくのですが、接合部分には腐らないように塗装をしながら取り付けていきます。

妻には、塗装を担当してもらいました。

床と壁の接合部分の内側には、直角二等辺三角形の棒(上の写真で床の上においてあるもの)を取り付け、 隙間防止と床と壁の結合を強化します。

1時間もあれば、全ての壁の取り付けが完了します。

ここまで来ると感動です!

雨に当たる前に、塗装をしてしまいましょう!

次はいよいよ屋根の製作にかかっていきます。

2006年04月27日

自作ガーデンハウス奮闘記 6 「屋根パーツをつくる」

壁の外側と内側にウッドガードなどで塗装をします。
外側は、2~3回重ね塗りした方が耐久性が増します。

そして、屋根がのっかる部分を取り付けます。

屋根の重さを受け止める部分ですので、強度を考えながら取り付けます。

次に、屋根のパネルをつくるためのツーバイ材を切り出していきます。
屋根の内側は、1×4を横に張って外側はコンパネにすることにしました。

1×4が手持ちでなかったことと、1×4が買うと割高だったこと、2×4が余っていたことから、2×4をタテに半分に切って、 1×4を作ることにしました。

これはなかなか大変でしたので、現在はお奨めしていません。
1×4もかなり安く手に入るようになってきていますので。

これが途中段階ですが、6枚分の屋根パネルを重ねて置いてある写真です。
2×4をハの字に置いて、そこに1×4を順番に木ネジで固定していきます。

この後、両サイドに飛び出している余分な1×4を丸ノコでカットします。