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2006年05月03日

自作ガーデンハウス奮闘記 7 「屋根にアスファルト ルーフィングを葺く」

さて、屋根を葺く材料ですが、モデルにしている本物の屋根材は、1.8mmの厚さのアスファルトシートだったので、同じようなものを探しました。今なら、 近くのホームセンターでも売っていますが、この当時は、私の住む十勝では一般的ではなく、 どこを探しても取り扱っていませんでした。

そこで、近所の板金屋さんに相談に行きました。

本物と同じようなものは、必要量で、7万~8万円くらいになるそうで、諦めて、もっと薄手のものにしました。

それがこれです↓

これは、トタンの屋根の下地に使うものらしいのですが、その中では、 かなり厚手のもので、これだけでも十分屋根を葺けるとのことでした。

シートにアスファルトが塗ってあり、ベタベタしないように、 表面に砂がまぶしてあって、裏面がシール状になっているタイプです。

1m幅×10mのロールを4本購入しました。価格は、 約35,000円でしたが、最終的に、3本あれば余裕でした。

1m幅のものを、広い場所に広げ、カッターで切って25cm幅にして、 さしがねで測りながら、 ズレないように貼っていきます。

屋根の下側から貼り付けて、その上は、10cmダブらせて貼っていきます。こうすると水が浸入しなくなるそうです。

入り口部分以外の屋根が完成しました!

2006年05月09日

自作ガーデンハウス奮闘記 8 「屋根を立ち上げる」

入り口部分の屋根だけは、小屋根をつけるためこのような形状にして、アスファルトルーフィングは、 貼らないでおきます。

屋根の内側部分は、塗装をしておきます。

屋根パネルは結構重たいので、最初の1枚目と2枚目の屋根を立ち上げるのがとても大変です。

家族や友人など3名くらい手伝ってもらわないと無理です。

このときは、妻と妻の両親に手伝ってもらいました。

左右の屋根パネル同士と、屋根の下部分と壁の上部分を木ネジで固定していきます。

全ての屋根パネルが立ち上がりました。

結構ピッタリ上手く組み上がったと思います。

2006年05月18日

自作ガーデンハウス奮闘記 9 「エントツをつくる」

見本としているオリジナルのエントツをよく観察し、何となくこんな構造かなと想像して、図面を起こし、 コンパネや1×4などを使って6角柱と、ふたをつくり蝶番(ちょうつがい)でとめました。

ふたが開き過ぎないように、チェーンをつけて、外側は、 屋根と同じアスファルトルーフィングを貼りました。

内側には、ウッドガードで塗装をしておきます。

雨の日でも使えるように、エントツを全開だけではなく、上記のように開けられるよう、木の板を挟めるようにしました。

これは、蝶番で内側に折りたためるようになっています。

ちなみに、蝶番やチェーンは、高価ですがステンレス製を使用しましょう。
数年後、その意味がわかりますよ。

2006年05月22日

自作ガーデンハウス奮闘記 10 「小屋根をつける」

入り口部分の小屋根をつくります。
ここが非常に難しかったところです。

何といっても角度を計算するのがめちゃくちゃ大変でした。
数学は得意な方でしたが、sin cos tanとかを使いまくって計算しました。

小屋根をつけてから、アスファルトルーフィングを貼ります。

防水を考えて貼る順番を間違えないようにしなくてはなりません。

だんだん完成形に近づいてきました!

2006年05月23日

自作ガーデンハウス奮闘記 11 「エントツとドアをつける」

入り口のドアをつくります。
窓は、後からくり抜くようにしました。その方が楽なようです。

エントツを屋根のてっぺんにのせて、木ネジで固定し、 その上からのりしろのようにはみ出したアスファルトルーフィングを貼り付けます。

アスファルトルーフィングは、天気の良い日は溶けて軟らかくなってくるので、 日差しのある日は作業を避けた方が良いでしょう。
ハシゴが当たる部分は、毛布などを当てないと穴が開いてしまいます。

ドアも真鍮のかっこいい蝶番で固定し、取り付けました。

完成間近です。感動ですね!

2006年05月24日

自作ガーデンハウス奮闘記 12 「窓の製作と取り付け」

ドアの取っ手には、近くの川原で探してきた曲がった流木をつけました。いい感じでしょう?

窓も、もちろん自分でつくります。
子供の頃住んでいた家の窓は木製で、その時の構造を覚えていたので、割と簡単につくることができました。

ガラス屋さんからガラスを切ってもらいはめ込みます。

飾りに細い木の棒を打ち付けました。
何もないよりはかっこいいようです。

蝶番で、窓を取り付けます。

いい感じでしょう?

2006年05月26日

自作ガーデンハウス奮闘記 13 「ベンチと階段を取り付ける」

内部ですが、壁の周囲にベンチをつけます。

先ずは、2×4で直角三角形をつくり、写真のように固定します。

その上に2×8で、座る部分をつけます。

簡単でしょう! 頑丈なベンチの出来上がりです。

座る高さが重要ですので、確認の上、高さを調整してください。

高床式なので、入り口の階段が必要になります。

これは、2×10で作ります。

このように取り付ければ完璧ですね!
煉瓦を敷くとオシャレになりますし、階段の下の部分が土に埋もれることがありません。

後は、焼肉用のテーブルを余った木材でつくります!

完成間近です!!

2006年05月27日

自作ガーデンハウス奮闘記 14 「テーブルをつくってついに完成!」

いよいよ最後のテーブル作りです。
余った木材を上手く使いながら作っていきます。

私は、炭の卓上コンロがテーブル中央にすっぽり入り埋め込まれるようにしました。

入り口から入らないので、足とテーブル面を分けて作り、室内に入れてから合体させます。

完成後、夫婦で焼き肉を楽しみました。
エントツからの煙の抜けが、想像以上に上手く行き、内部は煙たくないです。煙は、すーっと上に吸い込まれるように出て行くのです。

ランタンの灯りで、まるで山小屋にいるかのような非日常感を味わえました。とっても快適ですよ。
氷水が入ったクーラーボックスで冷やしたビールと、炭火焼の焼き鳥は、格別でした。

これが完成した外観です。
あなたも、こんなガーデンハウスが欲しくありませんか?

誰でも、2ヶ月間頑張れば作れると思いますよ!

2006年05月29日

家庭菜園日記 「苗を自分で作ろう その4 大きなポッドに植替え」

もう1ヶ月以上経ちましたが、4月23日の作業についてです。

自宅2階で育てていた苗が、かなり大きくなってきたので、いよいよ園芸店で売っている苗と同じように、 ひとつずつ個別のポッドに植え替えることにしました。

上が、トマト、とうもろこし、かぼちゃ。

下が、ナスタチウム、パセリなどです。

このところ、暖かい日が続いていたので、そろそろ外に出してもいいかなと作業をしはじめましたが、この日は、曇り空で寒い日でした。

(このときに、嫌な予感を感じてはいたのですが・・・。)

毎年園芸店で苗を買っていると、凄い数のポッドがたまっていました。これを有効活用です。

ホームセンターから、黒土を買ってきて半分くらい土を入れます。

次に、割り箸などで下の穴を突っついて、苗を取り出します。

5歳の息子もやりたいというので、お手伝いです。

子供には小さい時から、こういうことに興味を持たせるのがいいと思いますね。自分の子供の頃を思い出してしまします。

先程半分くらい土を入れたポッドに苗を土ごと入れて、その回りに更に土を入れます。

結構な数の苗ができました。

これで、今年は苗代が随分浮くはずです。

家計に大助かりといったところですね。

 

 

ところが・・・・。

4月の下旬だというのに、翌日、北海道は雪が降りました。

仕事から帰ってきた時には、時既に遅く、ほとんどの苗が枯れていました。

かなしい。

やはり北海道では、ビニールハウスが必需品なのかも。

来年あたり、ビニールハウスを導入したいと密かに燃えています。(結構高いんですよね!)

2006年05月30日

家庭菜園日記 「根菜類の長期保存方法~大成功編」

皆さんは、ジャガイモやニンジンを栽培したことがありますか?

我が家は、カレーライスやシチューが大好きな子供達がいますので、カレーセットの野菜(ジャガイモ・ニンジン・タマネギ) をたくさん栽培しています。

秋に収穫して、保存するのですが、ニンジンは、2月くらいには、しわしわミイラになってカビが生えてきます。

じゃがいもは、4月には芽が出てきて食べられません。

そこで、ここ数年試行錯誤の末、成功した保存方法を大公開します。

まず、下の写真は、秋に収穫して保存しておいたニンジンです。

しわしわになってもう食べられないので、畑の肥やしにします。

次の写真は、我が家の2階から撮影したのですが、畑の一部が掘り返されているのが分かりますでしょうか?

昨年秋に、とても良いニンジンがたくさん採れたので、その一部を抜いてから別の場所に穴を掘り、 大きな葉が出るように斜めに寝かせて土を20cmくらい被せておいたところを掘り返してみました。

出てきました!非常に良い保存状態で、なんとも言えないニンジンの良い香りが強く残っています。

にんじんの周りに細かな毛根が生えていたので、あまり暖かくなるまで土に埋めていると葉の成長がはじまり良くないようでしたので、 休眠から覚める頃に掘り返すのが良いようです。

上の写真は、もう1パターンで、秋の収穫時期に土から抜かずに上から土を10cm程度かけたものです。

秋にあった大きな葉は、枯れて新たに小さな葉が出てきています。

ちなみに、我が家で栽培しているニンジンは、越冬可能な「札幌太人参」という品種ですが、一昨年は、 人参の上の部分が十勝の厳しい寒さにやられて腐っていたので、土をかけてみたのです。

掘ってみると、結構元気に生き残っていました。

ただ、こちらの方は、4割くらいが虫に食われていたりしていたので、今年は、春に食べる用のニンジンは、 すべて抜いてから土に埋めるやり方にしようと思います。

 

さて、こちらは、昨年秋に収穫したジャガイモですが、4月になると芽が出てきて食べられなくなってきます。

ニンジンを越冬させた隣に、ジャガイモも越冬させました。

上の写真は、掘り出す前です。

昨年秋に、ジャガイモを収穫してから、土を30cmほど掘ります。
そこにジャガイモをゴロゴロといれて、土を山盛りになるくらいかけます。(十勝は、マイナス30度くらいになることがあるため、 雪の少ない年は、土の内部深くまで凍結するからです)

掘り返したら、美味しそうなジャガイモが出てきました。

最高の保存状態です。

越冬したイモは、糖度が増して更に美味しくなると言われていますので、食べるのが楽しみです。

ただ、あまり多くのイモを保存しても、気温が高くなってくる春は、掘り返してからしばらくすると芽が出てきますので、 1か月分くらいにするのが良いと思います。