自然の中、広い土地で子育てをしたいと移住を決意
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偶然の積み重なりが
最高の移住地へと導いてくれた。
アメリカ人の奥様と北海道に憧れて移住をスタート。
ゆっくり時間をかけて見つけたこの場所は、
本当に素敵なところだった。
10ヵ月の子供を抱えて北海道へ
高橋俊樹さんは、十勝の北部、鹿追町瓜幕(うりまく)の農村地帯に900坪の土地を購入し英語塾を経営しながら、自然を楽しみ、
素敵なライフスタイルを楽しんでいる移住者だ。
神奈川県の平塚で生まれ育った高橋さんは、英語講師として日本に来ていた奥様と結婚。新婚当時、東北地方を旅して回った時に、
お互い田舎の自然の中で暮らしてみたいという気持ちを抱いたのだという。
その後、長女の誕生を機にその気持ちがふくらみ、広い土地のあるところで子供を育てたいという気持ちと、
自分たちも田舎暮らしがしたいという気持ちから北海道への移住を決意。子供が10ヵ月の時に友人をつてに釧路に渡ってきた。
3ヶ月間ほど滞在して移住先を検討。毎日霧と曇天の釧路と違い、皆が良いとすすめる十勝に越して、
帯広で働きながら田舎の土地を探し始めた。
自然と人との繋がりが、この土地に導いてくれた
帯広の住宅街に住み、塾や学校の英語の講師をしながら6年程の月日が流れた。その間、
家族で良くカヌーを乗りに然別湖に行っていたと機に知り合い、仲良くなった人から鹿追町内の土地を紹介してもらった。
ところが話がまとまりかけたところで売り主の気持ちが変わりキャンセルになってしまった。
すまないと思った農業委員会の担当者が見つけてくれたのが瓜幕のこの土地だった。
木が密に生えて、笹が生い茂っている手つかずの林を、仕事の合間にやってきて整備した。このときはじめてチェーンソーや草刈払機を使った。
それから2年後、高等技術専門学校で大工道具の使い方を学び、建築業者に家の基礎と屋根掛けまでやってもらい、
あとは自分たちで1年以上かけて家を仕上げて念願の新居が完成した。
乗馬と英語教育の先進地
ここに移り住んでから知ったことだが、ここ瓜幕にはライディングパークがあり、子供から大人まで安価で乗馬を楽しむことができる。
娘さんも小学生の時から毎日乗馬に通っていたそうだ。また文部科学省の研究指定校に選ばれており、
小学校から英語の専科教員が配属されている。山村留学制度もあり、都会からの子供達を受け入れたりもしている。
思った以上に先進的な土地だったのだ。
さて、高橋さんの今後の計画は、自宅を利用し、田舎暮らしを体験してもらえるB&Bをやることだ。
<今回の移住者>
高橋俊樹さん
妻 エリザベスさん
神奈川県平塚市出身。
社会人になってからイギリスで英語を学び英語塾を経営。
アメリカ人のエリザベスさんと結婚し、広い大地を求めて十勝に移住。
一人娘の花子さんが社会人として巣立ち、
自宅を田舎暮らし体験型の宿泊施設にする計画中。
田舎暮らしのブログ公開中
http://inakatoiinaka.jugem.jp
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