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2006年06月20日

自作物置製作編 8 「物置に最適な、自作吊り引き戸の秘密」

前回ご紹介した物置の、吊り引き戸の仕組みを知りたいというご意見が多かったので、今回特別にその秘密を公開いたします。

ホームセンターで手に入るものだけを使って私が工夫したものです。

開き扉であれば、風の強い日に開けっ放しにしづらいので、やはり引き戸が良いなぁと考えていました。

通常、引き戸は、下にレールがあってその上をドアの下に付いたタイヤが回ってスライドするのですが、この物置は、 家庭菜園で使うものを多く収納するのが目的で、家庭菜園に面した場所に建てましたので、泥の付いた長靴で出入りすることが多く、 レールをつけても、泥で詰まって動きが悪くなるおそれがありまして、吊り引き戸に挑戦してみました。

こんな風な仕組みにしようというイメージが自分の中で湧き起こってきまして、早速ホームセンターに行きました。

柄のついた滑車2個、鉄の棒1本、金具2個、小さな車輪2個を購入しました。

上の写真をご覧頂くと分かると思いますが、上の部分の秘密は、このようになっています。

レールの取り付け高さは、実際にドアを動かしてみて、床に引っかからないギリギリに調整してから、本体に木ネジで固定します。

鉄の棒の直径は、購入した滑車に噛み合わせて最適なサイズのものを購入します。長さは、ドアの幅の倍くらい必要です。

角材に丸ノコやノミなどで、鉄の棒がはまるような溝を彫ってその上に鉄の棒を置いて、両端を金属の金具を曲げて固定します。

上から吊っているだけだと、ドアが内側に揺れますので、このように車輪をドアの左右の下に取り付けます。

手前にある車輪のおかげで、ドアを閉めるときにきちんと締まるようになります。

皆さんの物置も、是非吊り引き戸にしてみてください。
使い勝手が本当に良いですよ!